「工場内に油泥が溜まってしまったけど、普段お願いしている産廃業者から断られた」
こんにちは!
産廃おまかせナビです。
突然ですが、こんなお悩みはありませんか?
「ピットや油水分離槽を清掃したら大量の泥が出てきたけど、どこに頼めばいいのか分からない」
そのため、「いつもの業者に断られた=処分できない」とは限りません。
工場や事業所から発生する汚泥は、見た目が似ていても、発生工程、油分・水分、含有成分によって処理方法や受入先が変わります。
「昔から置いてある汚泥で、SDSも成分表も残っていない」
この記事では、汚泥の種類、SDSがない場合の進め方、処理費用、相談時に必要な情報、そして汚泥処理を相談できる5社を紹介します。
この記事を最後まで読めば、今ある汚泥をどこへ相談し、何を伝えれば処理へ進めやすいのかが分かるようになります。
まず比較|汚泥処理を相談できる5社
掲載順はランキングではありません。汚泥の性状、数量、回収場所、発生工程によって適した業者は変わります。
汚泥とは?
工場や事業所では、製造工程、排水処理、設備・タンク・ピットの清掃などによって、泥状の廃棄物が発生することがあります。
- 製造工程から発生した泥状物
- 排水処理設備から発生した汚泥
- 油分を含んだ汚泥・油泥
- タンク底部に溜まった汚泥
- ピットや側溝の清掃汚泥
- 洗浄工程から発生した汚泥
同じような見た目でも、どの工程から出たのか、何が混ざっているのかによって処理方法が変わります。
汚泥は処理後にどのように再資源化される?
汚泥の処理方法は、見た目ではなく、水分・油分・有機物・無機物・含有成分などで決まります。脱水や固化、ほかの固形廃棄物との混練・成分調整を行い、条件が合えばセメント製造工程の原燃料として利用される場合があります。
一方、油分を多く含む油泥は、焼却や熱処理が検討されることがあります。どの方法になるかは、処理施設の受入基準、分析結果、数量、荷姿によって変わるため、再資源化を希望する場合も処理方法を指定せず、発生工程と成分情報を添えて確認することが大切です。
SDSがなくても汚泥は相談できる?
SDSがなくても、まず相談することはできます。
SDSや成分表、過去の分析結果が残っていれば重要な資料になりますが、古い汚泥では資料が残っていないケースもあります。
- 汚泥の写真
- 発生工程
- 保管場所
- 保管期間
- 容器のラベル
- 使用していた原材料・薬品
- 過去の処理履歴
など、分かる情報から整理します。それだけでは受入可否を判断できない場合、サンプル採取・分析などを検討します。
成分不明の汚泥はどうする?
成分が分からない場合は、自己判断で他の廃棄物と混ぜないことが重要です。
「この設備を洗浄したときに出た」「このタンクの底から出てきた」「以前この薬品を使っていた」といった情報も、処理先を探す重要な手掛かりになります。
受入判断が難しくなる混入物
ガソリンやジクロロメタンなど、揮発性・引火性のある物質が混ざった可能性がある汚泥は、通常の汚泥と同じ条件では受け入れられない場合があります。受入不可となることや、事前の分析、荷姿の変更、別の処理方法が必要になることもあります。
「少量だから」「以前は問題なかったから」と自己判断でほかの汚泥に混ぜたり、容器を開けて確認したりしないでください。ガソリン・洗浄剤・溶剤などを使った履歴、製品ラベル、SDS、過去の分析結果があれば、そのまま業者へ伝えます。
汚泥を処分するときの流れ
STEP1 写真を撮る
汚泥全体、近接写真、保管容器、保管場所、ラベルなどを撮影します。
STEP2 発生工程を確認する
工作機械、排水処理設備、油水分離槽、タンク、側溝など、どこから発生したのかを確認します。
STEP3 数量・荷姿を確認する
ドラム缶3本、フレコン2袋、ピット内約1㎥など、おおよそでも構いません。
STEP4 SDS・分析結果を確認する
資料がなければ、ないことをそのまま伝えます。
STEP5 必要に応じてサンプル確認
写真や発生工程だけでは判断できない場合、サンプル採取や分析を行うことがあります。
STEP6 受入可能な業者を探す
1社に断られても、処理できないとは限りません。処理施設ごとに許可や設備、受入基準が異なります。
汚泥の処理費用は何で決まる?
- 汚泥の種類・性状
- 含有成分
- 油分・水分
- 数量
- 荷姿
- 分析の必要性
- 収集運搬距離
- バキューム作業の有無
- 処理方法
などによって変わります。そのため、処分単価だけでなく、収集運搬・作業・分析・処分まで含めた総額を確認しましょう。
業者へ相談するときに伝える7つの情報
- 汚泥の写真
- 発生した場所・工程
- おおよその数量
- ドラム缶・フレコン・ピットなどの荷姿
- 分かれば含有成分
- SDS・分析結果の有無
- 回収場所
全部分からなくても構いません。「工場のピットに昔から溜まっている黒い泥で、何が含まれているか分かりません」という状態からでも相談を始められます。
相談先候補5社の特徴
1.有限会社ゼンユー|工場汚泥の中間処理・リサイクル
有限会社ゼンユーは、工場の廃液処理工程などから発生する汚泥の中間処理を行っています。汚泥中の有機物を有効利用し、リサイクル燃料として再利用するほか、他の固形廃棄物との混練・成分調整によって、セメント工場や管理型処分場の受入基準に合わせる処理を案内しています。
- 工場から継続的に汚泥が発生する
- 廃液処理設備から汚泥が出る
- 泥状廃棄物の処理先を探している
- 収集運搬から中間処理まで相談したい
2.株式会社M.O.C|汚泥以外の工場廃棄物もまとめて相談
株式会社M.O.Cは、名古屋市中村区に拠点を置き、産業廃棄物の収集運搬、特別管理産業廃棄物の収集運搬・中間処理、特殊作業などを行っています。
汚泥だけでなく、廃油・廃液・薬品など複数の廃棄物が一緒にある場合や、処理先そのものが分からない場合に相談先候補となります。
- 油泥と廃油が一緒にある
- 汚泥以外にも複数品目がある
- 少量多品種の廃棄物をまとめて相談したい
- 他社に断られた廃棄物がある
3.株式会社ダイセキ|性状確認から汚泥処理・リサイクル
株式会社ダイセキは、廃油・廃液・汚泥などの産業廃棄物処理・リサイクルを全国で展開しています。
汚泥については、性状に応じて処理を行い、セメント原料などへのリサイクルも行っています。成分や性状を確認しながら処理方法を検討したい場合に相談先候補となります。
- 工場から特殊な汚泥が発生している
- 性状確認が必要になりそう
- リサイクル可能性も含めて相談したい
- 継続的・大量に汚泥が発生する
4.喜楽鉱業株式会社|油分を含む汚泥・特管汚泥も相談
喜楽鉱業株式会社は、廃油や汚泥などの回収・分析・処理を行っています。公式サイトでは、油分を含む汚泥や特別管理産業廃棄物汚泥を回収品目として案内しています。
処理施設についても、油水分離、固化、焼却など、汚泥の性状に応じた複数の処理方法が案内されています。
- 油分を多く含む油泥
- 特定有害物質を含む可能性がある
- 特別管理産業廃棄物に該当する可能性がある
- 分析から相談したい
5.ユナイテッドオイル株式会社|油水分離槽・ピットの汚泥清掃を相談
ユナイテッドオイル株式会社は、廃油の回収・リサイクルに加えて、汚泥などの産業廃棄物の収集運搬や各種清掃を行っています。
公式サイトでは、油水分離槽の油・水・泥を吸引し、洗浄清掃する作業や、ピット・側溝・タメマス・地下配管などの清掃を案内しています。
そのため、容器に入った汚泥だけでなく、設備内に溜まった泥を現場で吸引・清掃してほしいケースで相談しやすい会社です。
- 油水分離槽の底に泥が溜まっている
- ピットや側溝の清掃汚泥がある
- 廃油と汚泥をまとめて相談したい
- 現場で吸引・洗浄してほしい
まとめ|汚泥は発生工程と性状に合った業者を選ぶ
汚泥は、見た目だけで処理方法を決めることが難しい廃棄物です。
- ゼンユー:工場汚泥の中間処理・リサイクル
- M.O.C:汚泥+他の工場廃棄物をまとめて相談
- ダイセキ:性状確認から処理・リサイクル
- 喜楽鉱業:油泥・特管汚泥・分析・焼却等
- ユナイテッドオイル:油水分離槽・ピット等の清掃汚泥
産廃おまかせナビでは、「この汚泥をどこへ頼めばいいのか分からない」という段階からご相談いただけます。
まずは汚泥の写真、発生工程、おおよその数量を送ってください。状況に合った処理先を探していきます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。


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