こんにちは!産廃おまかせナビです。
「倉庫のドラム缶を処分しておいて」と頼まれたのに、いつもの業者には断られた。
名古屋市の工場・事業所で、そんな処理先探しに困っていませんか。業者を探すときは、近さだけでなく、自社の廃棄物を受け入れられるかを確認することが大切です。
この記事では、廃油・汚泥・廃液などの相談先5社を紹介し、許可の確認方法、問い合わせに使える文例、見積の比べ方まで説明します。まずは下の一覧から、相談先の候補を見つけてください。
| 処分したいもの | 相談先の候補 | 公式サイトで確認できる主な事業 |
|---|---|---|
| 廃油・潤滑油・切削油 | 株式会社M.O.C 公式サイト | 廃油の再生、産業廃棄物の収集運搬 |
| 汚泥・油泥 | 有限会社ゼンユー 公式サイト | 汚泥の中間処理、液状・固形廃棄物の回収 |
| 廃酸・廃アルカリ・廃液 | 株式会社ケー・イー・シー 公式サイト | 焼却、中和・濃縮、廃棄物の分析 |
| 廃塗料・シンナー・接着剤 | 日活合成工業株式会社 公式サイト | 産業廃棄物の収集運搬、焼却・蒸留 |
| 金属くず・廃プラスチック類 | 朝日金属株式会社 公式サイト | 金属リサイクル、産業廃棄物の回収・再資源化 |
名古屋市から相談する産廃処理業者の候補一覧
以下は、各社の公式サイトで確認できる事業内容をもとに整理した相談先の例で、価格や品質のランキングではありません。名古屋市外の業者も含みます。
各社が扱う廃棄物は表の種類に限定されません。会社名から本文の詳しい説明へ、「公式サイト」から各社の案内へ進めます。
掲載=受入保証ではありません。廃棄物の成分・数量・荷姿、回収場所、希望日を伝え、必要な許可と受入条件を各社へ確認してください。
中身が分からず候補を選べない場合は、記事末の「写真から処理先を相談する」へ進んでください。無理に種類を決めてから相談する必要はありません。
廃棄物別|どの会社に、何を相談すればよい?
廃油・切削油・潤滑油:株式会社M.O.C
株式会社M.O.Cは、名古屋市中村区に本社・工場があり、廃油の再生や産業廃棄物の収集運搬を行っています。公式サイトでは、作動油・潤滑油・エンジンオイルなどの廃油について案内しています。

相談するときは、油の製品名、水溶性か不水溶性か、水・金属粉・洗浄剤などが混ざっているかを、分かる範囲で伝えましょう。切削油・クーラントは「機械から出た油」とだけ説明せず、使用工程と製品資料も添えると確認が進めやすくなります。
問い合わせ例:「金属加工で使用した水溶性切削液が、200Lドラム缶1本分あります。収集運搬と処分を相談したいです。自社処理か、別の処分先への搬入かも教えてください。」
汚泥・油泥:有限会社ゼンユー
有限会社ゼンユーは、工場の廃液処理などで生じる汚泥の中間処理を行っています。公式サイトでは、成分に応じた燃料利用や、混練・成分調整による処理を案内しています。
相談時には、排水処理設備・分離槽・ピットなど、どこで発生した汚泥かを伝えましょう。容器に入っているのか、設備内に残っているのかも記載し、吸引や清掃を含む作業が必要か確認してください。
問い合わせ例:「工場の油水分離槽に油分を含む汚泥が残っています。数量はまだ不明です。現場確認から吸引・運搬・処分まで相談できますか。」
廃酸・廃アルカリ・廃液:株式会社ケー・イー・シー
株式会社ケー・イー・シーは、三重県桑名市に中間処理施設を持ち、焼却、中和・濃縮などの処理と、受入可否を判断するための分析を行っています。名古屋市外も含めて処理先を探す際の候補です。
廃液は、見た目だけでは成分や危険性を判断できません。製品名、使用工程、混入物、SDS(安全データシート)や既存の分析結果を準備し、分析が必要かも相談しましょう。資料にpHの記載があれば併せて伝え、成分不明の液体を自分で採取・測定するのは避けてください。
問い合わせ例:「部品洗浄で発生した廃液があります。使用薬品のSDSはありますが、廃液そのものは未分析です。受入判断に必要な情報と分析の進め方を教えてください。」
廃塗料・シンナー・接着剤:日活合成工業株式会社
日活合成工業株式会社は、愛知県大府市の会社で、産業廃棄物の収集運搬と、廃棄物に応じた焼却・蒸留を行っています。廃塗料や溶剤などの処理先を探す際の相談候補です。
一斗缶に中身が残っている場合は、製品名、缶数、液体か固まっているか、異なる製品が混ざっていないかを伝えましょう。接着剤や混合物は個別の確認が必要です。容器ごと引き取れるかも、見積前に確認してください。
問い合わせ例:「倉庫に古い塗料・シンナー・接着剤が、一斗缶で約20缶あります。製品名が分かる缶と不明な缶があります。ラベルと全体の写真から、受入条件を相談できますか。」
日活合成工業の産業廃棄物処理事業を見る / 業務許可の範囲を確認する

金属くず・廃プラスチック類:朝日金属株式会社
朝日金属株式会社は、名古屋市北区に拠点があり、鉄・非鉄金属のリサイクルに加えて、廃プラスチック類などの産業廃棄物の回収・再資源化も案内しています。
相談するときは、金属や樹脂の種類、数量、付着物、他の素材との混在状況、搬出方法を伝えましょう。金属だから必ず買取になるとは決めつけず、買取の可否と、搬出・運搬などの費用を分けて確認すると比較しやすくなります。
問い合わせ例:「工場で使っていた金属製の棚と、樹脂製の部材を処分したいです。分別した場合の買取・処分の扱いと、搬出を含む見積を教えてください。」
許可の確認は、名古屋市と愛知県の公式情報から
会社のホームページで候補を見つけたら、許可情報も確認します。収集運搬は廃棄物を運ぶ業務、処分は焼却・中和などの中間処理や最終処分を行う業務で、許可の区分が異なります。
名古屋市内で回収するからといって、必ず「名古屋市の収集運搬業許可」が必要とは限りません。市の案内では、積替え・保管を伴わない収集運搬は、愛知県の許可で行えるとされています。市の名簿だけで候補を判断しないようにしましょう。
- 名古屋市:産業廃棄物処理業者名簿 — 名古屋市長の許可を受けた事業者を確認する。
- 愛知県:許可業者・登録業者の検索 — 県の許可情報を確認する。処理施設を探すときは、「見える化」マップも参考にする。
- 産廃情報ネット:産業廃棄物処理業許可 行政情報検索システム — 県外を含む業者の基本的な許可情報を調べる。
愛知県の一覧は県知事の許可に係る情報であり、名古屋市など各市の許可情報とは掲載範囲が異なります。名簿や地図に載っていないことだけで無許可と判断せず、許可証や許可行政庁の情報と照合してください。[7]
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 許可の区分 | 収集運搬か処分か。特別管理産業廃棄物に当たる場合は、対応する許可があるか。 |
| 品目・条件 | 自社の廃棄物の種類と、許可証に記載された限定条件が合っているか。 |
| 地域・施設・方法 | 回収場所や搬入先に必要な許可があり、予定する処分先・処理方法が確認できるか。 |
| 有効性と受入可否 | 許可が有効か、数量・成分・荷姿が受入条件に合うか。更新審査中の場合は、その状況も確認する。 |
許可があることと、今回の廃棄物を受け入れられることは別です。愛知県も、委託前に処理業者へ直接連絡して対応可能か確認するよう案内しています。
問い合わせは「写真・数量・発生工程」をそろえる
最初からすべての成分を特定する必要はありません。ただし、分かっている情報は正確に伝え、不明な点は「不明」と書くことが大切です。SDSは製品の資料なので、使用後に混ざった薬品・水・金属粉なども別に伝えましょう。[8]
- 廃棄物の情報:製品名・使用工程・混入物、SDSや分析表の有無。
- 量と保管状態:およその量、ドラム缶・一斗缶・タンクなどの容器、容器の本数。安全に撮影できる全体・ラベル・保管場所の写真。
- 回収条件:名古屋市の何区か、希望時期、車両が入れるか、吸引・搬出などの作業が必要か。
そのまま使える問い合わせ文
名古屋市○区の工場で、産業廃棄物の処分を検討しています。
・処分したいもの:○○(不明な場合は「中身不明」)
・発生工程/使用していた薬品:○○
・数量と容器:200Lドラム缶○本/一斗缶○缶など
・分かっている混入物:○○
・SDS/分析表:あり・なし
・回収場所と搬出条件:○○
・希望時期:○月ごろ
・他社に断られた理由:○○(分かる場合)
写真を添付します。受入可否の確認に必要な情報と、収集運搬・処分・必要な作業を含む見積について教えてください。
成分不明の薬品や廃液は、写真撮影のために容器を開けたり、別の容器へ移したり、他の廃棄物と混ぜたりしないでください。分析が必要な場合は、採取方法も含めて処理業者に確認しましょう。
見積は処分単価ではなく「同じ条件の総額」で比べる
費用を比較するときは、まず数量・単位・作業範囲・税区分をそろえます。次の表を使い、「見積に含まれるもの」と「後から追加される可能性があるもの」を確認しましょう。
| 費用の項目 | 見積時に聞くこと |
|---|---|
| 処分費 | 何kg・何L・何本で計算するか。最低料金や計量後の精算があるか。 |
| 収集運搬費 | 車両の種類、必要な台数・回数、回収場所から搬入先までの運搬を含むか。 |
| 作業費 | 吸引、設備からの抜き取り、屋内からの搬出、荷役などをどこまで含むか。 |
| 容器・梱包費 | 容器ごとの引取か。交換用の容器、梱包、必要な積替作業の費用があるか。 |
| 分析費 | 分析の要否・対象・費用。結果によって処分方法や金額が変わるか。 |
| 諸経費・追加条件 | 待機、休日対応などの追加条件、見積の有効期限、消費税の扱い。 |
比較例(以下は仕組みを説明するための架空の金額で、相場や各社の料金ではありません)
同じ廃棄物・数量・作業条件で、その他の費用がないとすると、A社は「処分費3万円+収集運搬費4万円=7万円」、B社は「処分費4万円+収集運搬費2万円=6万円」です。いずれも税別の例です。処分費だけならA社が安くても、総額ではB社が安くなります。
リサイクルの可否や処理方法も聞いておきましょう。M.O.Cの廃油再生、ゼンユーの汚泥処理、日活合成工業の焼却・蒸留など、各社が案内する処理方法は異なります。ただし、「リサイクルなら必ず安い」「焼却なら必ず高い」とは決めつけず、対象物に適した方法と見積の総額で判断してください。
直接依頼する場合と相談窓口を利用する場合も、同じ作業範囲で比較するのがおすすめです。窓口を使う場合は、処理費とは別の相談料・手配料などの有無も確認しましょう。
断られたら、次の業者へ電話する前に理由を確認
1社に断られても、別の処理方法や施設なら相談できる場合があります。やみくもに電話を増やすより、何が受入条件に合わなかったのかを聞き、その条件を次の相談先へ引き継ぎましょう。
| 断られた理由の例 | 次に確認すること |
|---|---|
| 許可品目や処理設備が合わない | 該当する廃棄物・成分を扱える許可と処理方法を持つ業者を探す。 |
| 成分が分からない | 製品資料や過去の使用工程を探し、必要な分析と採取方法を相談する。 |
| 容器・回収方法が条件に合わない | 容器の状態を伝え、必要な車両・作業・梱包を相談する。自分で移し替えない。 |
| 少量・地域・日程の条件が合わない | 最低料金、回収可能な範囲、調整できる日程を確認する。 |
古い薬品、成分不明の混合廃液、特別管理産業廃棄物に該当する可能性があるものは、一般の廃油・汚泥と同じ条件で扱えるとは限りません。判断に迷った段階で相談してください。
依頼先が決まったら、契約とマニフェストも確認する
見積に合意したら、そのまま回収するのではなく、原則として引渡し前に、排出事業者と実際の収集運搬業者・処分業者それぞれとの書面による委託契約を整えます。契約内容に対応する許可証の写しなどの添付も確認してください。
また、原則として紙のマニフェスト(産業廃棄物管理票)を交付するか、電子マニフェストを利用し、運搬・処分の完了を確認します。相談や日程調整の窓口を一本化しても、排出事業者の処理責任がなくなるわけではありません。
「どの会社が運ぶのか」「どの施設で処分するのか」「契約とマニフェストをどう進めるのか」まで確認してから依頼しましょう。
名古屋市の産廃処理業者探しで、よくある質問
ドラム缶1本だけでも相談できますか?
少量から相談できる会社もあります。例えばM.O.Cは、公式サイトで少量多品種の廃棄物の収集運搬を案内しています。ただし、1本でも内容物や回収条件によって受入可否・料金は変わります。本数だけでなく、中身と回収場所も伝えてください。

SDSがないと、処分を相談できませんか?
産廃おまかせナビには、SDSがない段階でもご相談いただけます。残っているラベルや使用工程の情報から確認を始めます。ただし、SDSがなくても必ず処分できるという意味ではなく、別の資料や分析が必要になる場合があります。[8]
写真だけで処理方法や金額は決まりますか?
写真は容器や保管状態を伝えるための相談材料です。写真だけで成分・危険性や受入可否を確定することはできません。必要な情報、現場確認、分析の要否を整理したうえで、処理業者が受入条件や費用を判断します。
自分で探すのが難しいときは、写真からご相談ください
自社に合う候補が見つかったら、この記事の問い合わせ文を使って直接相談してみてください。
一方で、「どの会社に聞けばよいか分からない」「廃油・薬品・汚泥をまとめて相談したい」「何社にも説明する時間がない」という場合は、業者に断られる前でも、産廃おまかせナビへご相談いただけます。
産廃おまかせナビは、廃棄物の情報整理と処理先探しをお手伝いする相談窓口です。実際の収集運搬・処分は、内容と必要な許可を確認した業者が行います。
まずは「写真・およその量・名古屋市の何区か」をお送りください。
安全に撮影できる範囲で、容器全体・ラベル・保管状況の写真をLINEでお送りください。中身や量が分からない場合は、そのまま「不明」とお伝えください。分かる情報から、対応可能な処理先をお探しします。
※写真だけで成分や受入可否を確定するものではありません。処理の可否・費用・回収日程は、内容を確認したうえでのご案内となります。
参考にした公式情報
掲載内容の確認日:2026年9月6日。各社の事業案内と行政の公開情報を参照しています。個別案件の受入確認や、全許可証の有効性の審査を実施した一覧ではありません。依頼時には最新情報を確認してください。
[1] 株式会社M.O.C:会社概要・廃油の案内・収集運搬・許可情報
会社概要 / 廃油の案内 / 収集運搬 / 許可情報
[2] 有限会社ゼンユー:汚泥処理・産業廃棄物の回収
汚泥処理 / 回収
[3] 株式会社ケー・イー・シー:中間処理施設・分析研究
施設・分析
[4] 日活合成工業株式会社:会社概要・産業廃棄物処理業・許可の範囲
会社概要 / 処理事業 / 許可の範囲
[5] 朝日金属株式会社:事業案内
公式サイト
[6] 名古屋市:産業廃棄物処理業者名簿と優良産業廃棄物処理業者名簿
名簿・収集運搬許可の案内
[7] 愛知県:産業廃棄物処理業者一覧表の利用について
一覧表の注意事項
[8] 環境省:廃棄物情報の提供に関するガイドライン(WDS)
ガイドライン・様式
[9] 全国産業資源循環連合会:産業廃棄物処理委託契約
委託契約の原則
[10] 環境省:排出事業者責任の徹底について
排出事業者責任
最後まで読んで頂きありがとうございました。


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